手軽に最新AIを活用できる新プラン「Google AI Plus」が提供開始

この記事では、2025年1月に日本で提供が開始されたGoogleの新しいAIサブスクリプションプラン「Google AI Plus」について、その特徴や具体的な活用メリット、料金体系などを解説します。

目次

Google AI Plusの概要と手頃な料金設定

Googleは2025年1月28日に、新しいAIサブスクリプションプランであるGoogle AI Plusを、日本を含む世界35カ国で一斉に導入しました。このプランは、以前から一部の国で提供されていたものをベースにしており、無料版では物足りないけれど、高価なプロ向けプランには手が出しにくいという層をターゲットにしています。日本では月額1200円という、日常的に利用しやすい価格帯で展開されており、さらに提供開始時点のキャンペーンとして、最初の2ヶ月間は月額600円で利用できる試用期間も設けられています。この新プランの登場により、私たちはより高度なAI技術を、家計に負担をかけすぎることなく生活や仕事に取り入れることが可能になりました。

進化したAIチャット「Gemini」でできること

Google AI Plusに加入することで、AIチャットサービスであるGeminiの性能が大幅に強化されます。具体的には、最新のAIモデルであるGemini 3 Proや、画像生成に特化したNova 7 Proといった高度なシステムを、無料版よりも格段に多い回数で利用できるようになります。例えば、旅行の計画を立てる際に「地元の人が通う穴場スポットを含めた3泊4日の詳細な行程表を作って」と頼んだり、仕事のプレゼン資料に使うための「未来的な都市を走る電気自動車のリアルな画像」を生成したりといった作業が、制限を気にせずスムーズに行えるようになります。また、ディープリサーチ機能の利用回数も増えるため、ネット上の膨大な情報から特定のテーマについて深く調査し、正確なレポートをまとめるといった複雑なタスクにも対応可能です。

クリエイティブな表現を広げる動画生成と専用ツール

このプランの大きな目玉の一つが、無料プランでは開放されていなかった動画生成AIモデル「Veo 3.1 Fast」が利用可能になる点です。これにより、例えば「夕暮れの海辺で穏やかに波打つ様子」といった短い映像を、テキストを入力するだけで1日に2本まで作成できるようになります。さらに、映像制作ツールの「Flow」やデザインツールの「Wisk」で消費できるAIクレジットが毎月200ポイント付与されるため、より本格的なビジュアル制作にも挑戦できます。具体的な活用例としては、自分の書いたブログ記事のイメージに合わせた短いプロモーション動画を作成したり、Wiskで作った静止画に動きを加えて10秒程度の魅力的なアニメーションに変換したりすることが可能です。生成した動画は1080pの高画質で保存できるため、SNSへの投稿や個人的な鑑賞にも十分な品質を保てます。

日常の作業を効率化するAIアシスタント機能

Google AI Plusは、単なるチャットや画像生成にとどまらず、私たちが普段使っているGoogleの各種アプリとも深く連携します。GmailやGoogleドキュメントといったお馴染みのツール上で、AIが文章の作成を直接サポートしてくれるようになります。例えば、地域の会合への招待状の文面をAIに下書きさせたり、作成中の長い議事録を瞬時に要約させて重要ポイントを抽出したりといった使い方ができます。また、AIアシスタントの「NotebookLM」では、無料版よりも多くのノートを作成できるほか、複数の資料を読み込ませてその内容を比較・分析する高度な機能も使えるようになります。これにより、例えば複数の料理本の内容を一つのノートにまとめて、共通するコツや自分なりのアレンジレシピをAIと相談しながら考案するといった、知的な整理作業が飛躍的に効率化されます。

保存容量の拡大と他プランとの賢い比較

このサブスクリプションには、AI機能の強化に加えて、Googleドライブやフォト、Gmailで共通して利用できる200GBのストレージ容量も含まれています。写真や動画をたくさん保存する方にとっては、ストレージサービスと高性能AIがセットになっている点は大きな魅力と言えるでしょう。Googleが提供する他のプランと比較すると、月額2900円のAI Proプランはより高度なコーディング支援やさらに多い利用回数を求めるプロフェッショナル向けであり、月額3万6400円のAI ウルトラプランは最高レベルの推論能力を必要とする専門家向けに設計されています。そのため、まずは日常の利便性を高めたい、あるいは最新のAIに触れてみたいという一般の方にとっては、このAI Plusプランが最もコストパフォーマンスに優れた、バランスの良い選択肢となっています。

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